花粉症と頭痛
花粉症の季節に増える「頭痛」について
春になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの花粉症の症状に悩まされる方が増えますが、この時期に「頭痛」を感じる方も少なくありません。実は花粉症と頭痛は無関係ではなく、花粉症がきっかけとなって頭痛が起こることがあります。
花粉症も片頭痛もともに頭部の知覚を司っている三叉神経の刺激によるものでお互いに影響を及ぼします。
花粉症では鼻の粘膜が腫れて鼻づまりが起こります。その結果、鼻の周囲にある副鼻腔という空洞の換気が悪くなり、炎症を起こすことがあります。これを副鼻腔炎といい、額や頬、目の奥が重く痛むような頭痛が出ることがあります。特に下を向いたときに痛みが強くなる場合は、副鼻腔炎による頭痛の可能性があります。
また、鼻づまりやくしゃみによって睡眠の質が低下すると、翌日に頭痛が起こりやすくなることもあります。さらに、もともと片頭痛を持っている方では、花粉症のストレスや体の炎症反応が引き金となり、片頭痛が起こりやすくなることも知られています。
花粉症による頭痛を予防するためには、まず花粉症の症状をしっかりコントロールすることが大切です。抗アレルギー薬の内服や点鼻薬の使用、マスクの着用、帰宅後の洗顔などで花粉をできるだけ避けることが有効です。
頭痛が強い場合や長く続く場合、普段とは違う頭痛を感じる場合には、他の病気が隠れていることもあります。気になる症状がある場合は、無理をせず医療機関へご相談ください。



