脊髄小脳変性症

脊髄小脳変性症

脊髄小脳変性症とは

脊髄小脳変性症はあまり聞かない疾患ですが、全国に3万人余りの患者さんがいるといわれており、決してまれなものではありません。

症状としては小脳症状がメインとなります。
小脳は頭の後面にあり、運動をスムーズにしたり、体のバランスをとる役割を担っています。
小脳の機能障害は「失調」と表現され、抑揚の利かない話し方、手がスムーズに動かせなくなる、ふらついてまっすぐに歩けないなどの症状が出現します。
その他、パーキンソン症状や末梢性感覚障害、膀胱直腸障害などの自律神経の症状も出ることがあります。

症状としてはパーキンソン症候群のところでも出てきている「多系統萎縮症」と区別しにくいのです。
脊髄小脳変性症は基本的に遺伝歴があることが多く、多系統萎縮症は遺伝歴がないことで区別されることが多いです。

検査としては頭部MRIなどの画像にて小脳の萎縮を確認します。

現時点では根本治療はなく、リハビリを行い、日常生活動作を継続し、転倒予防していきます。
薬としては進行を遅らせるセレジスト(内服薬)、ヒルトニン(注射薬)があります。

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