一般的なてんかんのイメージとしては「けいれん発作(白目をむいて、手足をバタバタとさせる)ものと思いますが、高齢者のてんかんでは「けいれん発作」は出現せず、ボーとして受け答えができなくなる、口をもぐもぐと動かす、手をもさもさと無目的に動かすなど非典型的なものであり、注意してみてみないとわからない症状となっています。
おかしな症状に気が付きましたら、スマホなどで動画を取っていただき、医師に見せていただければと思います。
てんかん発作中は記憶できないため、言ったことを覚えていないなどの症状が目立ち、認知症と間違えられることもあります。
高齢者では抗てんかん薬により眠気やふらつきといった副作用が出やすいため、少量から注意深く使用していく必要があります。
てんかんに慣れた医師に相談していただければと思います。