認知症の項目でも記載しましたが、レビー小体型認知症はパーキンソン症候群の一種です。
むしろ、脳病理(脳を顕微鏡)で観察してみると、パーキンソン病もレビー小体型認知症もレビー小体の出現が特徴とされており、同一疾患と考えられます。
異なる点としてはレビー小体型認知症は脳全体にびまん性にレビー小体が出現するのに対し、
パーキンソン病では黒質などのドパミンに関連する箇所にレビー小体が出現しています。
レビー小体型認知症ではびまん性に脳が障害を受けるのですが、視覚情報をつかさどる、後頭葉に障害を受けると幻覚が出現するとされています。
症状が多彩な分、治療も様々なものが考えられますので、経験豊かな専門医に相談をいただければと思います。