認知症の人は、1日にどれくらい会話したほうがいい?
認知症の人は、1日にどれくらい会話したほうがいい?
「認知症の人とは、たくさん話したほうがいいのかな?」
ご家族からよく聞かれる質問です。
実は、“何時間話せばよい”という決まりはありません。
ただ、毎日だれかと会話することは、とても大切だと言われています。
長時間でなくても、 朝に少し 食事のときに少し 夜に少し
そんなふうに、短い会話を何回かするだけでも十分意味があります。
大事なのは「会話の量」より、「安心して話せること」。
たとえば、 今日の天気 昔の思い出 好きな食べ物 テレビの話 季節の話 など、気軽な内容で大丈夫です。
逆に、 「なんで覚えてないの?」 「さっき言ったよね?」という言い方は、不安や自信の低下につながることがあります。
認知症の方は、“正しく答えること”よりも、 「楽しかった」 「安心した」 「誰かとつながれた」という気持ちが大切です。
会話がうまく続かない日もあります。
そんな日は、無理に話さなくても大丈夫。
一緒にテレビを見る。 写真を見る。 散歩する。
それだけでも立派なコミュニケーションです。
認知症のケアでは、「覚えてもらう」こと以上に、“安心できる時間を作ること”が大切なのかもしれません。

