認知症の名医とは?
認知症の名医とはどのような医師でしょうか。
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                            まずはきちんと診断できることです。
                                    
                                    大体、認知症の50-70%がアルツハイマー型認知症とされています。
                                    もの忘れの相談を受けたときに、アルツハイマー型認知症でしょうというだけで、半分以上の方では適切な診断となります。
                                    しかし、その他の認知症ではないと診断をきちんとすることが重要です。
                                    次に治療ですが、実際には認知症に対する治療方法は限られているのが現状です。
                                    アルツハイマー型認知症に使うことのできる、ドネペジル、ガランタミン、リバスタッチ、メマンチンしか治療薬はありません。
                                    これらの薬にも使い分けがあるのですが、処方するだけなら誰にでもできるのです。
                                    ただ単に処方するだけでは自動販売機と代わりありません。
                                    どのような疾患であっても、薬を出すだけでは思っていた効果は出ないものです。
                                    認知症の方と一緒に過ごされている方や介護をしている方は、もの忘れで困っている面はもちろんありますが、
                                    それ以上に認知症の周辺症状である、徘徊や、妄想、怒りっぽさなどで困られていることが多いです。
                                    日常生活でどのようなことで困っているかを聞き出し、それに対応する方法を話し合い、アドバイスをしていくことが重要となります。
                                    その時に困った症状に対して、症状を和らげるような投薬も考慮していきます。
                                    自分が思うに、認知症の名医とはきちんと診断できることはもちろん。
                                    日常生活で困っていることを聞き出し、対応方法を一緒に考える医師と思います。
                                    患者さんと話し合うときには、これまで如何に認知症の方々と向き合ってきたかという経験と知識が一番問われるわけです。
                                


