ビタミンB1と認知症の関係は?
戦前、ビタミンB1欠乏症は「脚気」として日本人の国民病でした。
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                                    
                            長らく原因不明でしたが、鈴木梅太郎が世界で初めてビタミンB1を発見し、脚気が治る疾患となりました。
                                    ビタミンB1は糖代謝に関わるものであり、まさに生きていくために必須のビタミンとなります。
                                    ビタミンB1は豚肉、赤身肉、穀物、ナッツ、大豆、ほうれん草などに多く含まれるビタミンであり、通常の食事では不足することは少ないです。
                                    しかし、偏食やアルコールの飲酒などにより低下することがあります。
                                    ビタミンB1欠乏症の症状としては倦怠感、心不全(脚気心といいます)、手足のしびれ、認知症を引き起こすこととなります。
                                    高齢者ではまれに見られるのですが、症状としては非典型的なものばかりであり、特に高齢者では年齢のためと考えられることも多いので、血液検査をしないと原因はわからないことが多いです。
                                    もの忘れの症状があるときは一度は測ってみたいビタミンとなります。
                                    なぜならビタミンB1欠乏症による認知症の場合は、ビタミンを摂取することで改善が期待できるからです。
                                


